2024 年 12 月から燃油サーチャージ軽減?

渡航の大きな障害の 1 つ、燃油サーチャージが 2024 年 12 月からの発券分において、軽減されるようです。

JAL 国際線の場合、今だとハワイ片道が 22,500 円、北米だと 35,000 円となっています。5 万円を超えていた最高値期よりはだいぶいいんですけど、往復になると結構なインパクトです。

2024 年 12 月からは、ハワイ 16,000 円、北米 25,000 円と、だいぶ低く設定されていますね。例えば 2025 年 3 月下旬のサンディエゴ便だと、エコノミーで航空券代が 17 万円前後で燃油サーチャージ等が別途約 86,000 円になりましたから、2 万円マイナスすると 10% 弱下がる計算です。まあ、思ったほどのインパクト軽減ではないものの、金額的には大きいです。

ANA 国際線の場合は、今だとハワイ片道 22,500 円、北米 35,000 円と、JAL と同じです。2024 年 12 月からは・・・あれ、まだ発表されていませんが、おそらく JAL と同じように下がる、のでしょう。

上記と同時期でロサンゼルス往復の場合は合計 28 万円前後と表示されましたので、だいたい同じような価格になりそうです。

昔より航空券本体がだいぶ値上がりしているので厳しいところではありますが、下がらないより下がるほうが良いに決まっていますから!

成田空港旅客サービス施設使用料がアップ

空港施設を利用するために航空券代に加算される施設使用料、成田空港が値上げするようです。この料金については、「旅客サービス施設使用料(PSFC)および旅客保安サービス料(PSSC)」に書かれています。

ちょっと区分が難しそうですが、大人の場合、国際線で出発する場合(到着時は不要)、第1・第2ターミナルからの場合は 2,660 円、第3ターミナルからは 1,570 円が現在の金額となっています。

このほか、日本人にはあまり必要なさそうですが、国際線で到着して国際線で出国する場合もありますが、影響があるのは国内線です。発着時ともに料金が必要になると書かれています。第1・第2ターミナルへの到着と出発はそれぞれ 450 円、第3ターミナルへの到着と出発はそれぞれ 390 円と書かれています。

それがいくらになるのかと言えば、上記リンク先から PDF へのリンクがあるのですが、なんだか非常にわかりにくいです。わざとわかりにくくしているのでしょうか?

まずは期日としては、2023 年 9 月 1 日からで、ここはわかりやすいです。

表の最初にある「国際線旅客サービス施設使用料」の第1・第2ターミナルを見ると、出国する場合、2,130 円が 2,460 円になると書かれていますが、現在の合計は 2,660 円で、それに該当するであろう金額は見つかりません。

表の一番下にある「旅客保安サービス料」の欄に、全ターミナル共通で 530 円が 550 円になると書かれていますので、先の数字と足し算すれば現行 2,660 円となり合計として一致しますので、新料金も足し算してみると 3,010 円となり、350 円アップになるとわかります。合計金額も書いておいてくれればいいのに・・・。

世界の空港と比べてどうなのかと思いましたが、うまく比較できるものが見つかりません。KNT の「海外空港諸税等について」という PDF を見ると、例えば最初にあるハワイなら、国際通行税、空港施設使用料、航空保安料の 3 つを足してみると $29.80、今日ならおよそ $1 = 140 円ですので 4,172 円、実際にはこれに入国審査料とかが到着時に必要ですが、成田空港でそれを含んでいるのか別途必要なのか、よくわかりません。ちなみにロサンゼルスもニューヨークも同額のようですが、この数字だけ比べれば 1,000 円ぐらい、成田の方が安いですね。

試しに 9 月 1 日からで JAL のロサンゼルス線を調べてみると、直行便で 80,000 円から、大阪経由なら 50,000 円弱からあるようです。直行便の 80,000 円は買い切りなので、実際には予約変更や払い戻しのできる 90,000 円ですね。許容できる航空券代かと思ったら、片道運賃でしたから、往復で 180,000 円。

それに燃油サーチャージなどで 74,400 円などおよそ 88,000 円が追加されて、合計約 267,000 円。仮に燃油サーチャージがゼロでも約 20 万円。かつて格安航空券が全盛時代には燃油サーチャージもなく、航空会社を選ばなければ 5 万円ぐらいだったことを思うと驚異的な金額ですが、今の時代の普通なの・・・でしょうね?

平日チョイスでこれですから、連休などでは成田空港の使用料金アップは「ほとんど見えない」ぐらいの数字です・・・。

今はまた円安進行中で現地滞在費も増してきますし、ちょっとなんとかならないものでしょうか。政府の後押しがあってもちょっと厳しい感じです。

ピーナツバターは液体です

飛行機に手荷物で持ち込める液体は 1 つが 100 ミリリットル(3.4 オンス; 容器ベース)までと決まっています。かつ、それを「縦横の合計が 40 cm 以内」の密閉可能な袋に入れる必要があります。ジェル状のものやペースト状のものも液体に含まれる、ということで、そこまでは以前から同じです。

今回、ピーナツバターは「液体」である、と確認されました、ということです。科学的にも液体なのである、と。

詳しく言うと、「流体」でもなく「液体」である、と! その形を保たず、入れ物の形になるものは液体、だそうです。

正式な記載は、「Peanut Butter」にあります。その他の品物については「What Can I Bring?」にリストされています。たくさんありありすぎて読み切れませんが、食品系は気を付けないと普通に持ってしまい、「捨てなさい」になってしまうかもしれません・・・。

日系航空会社の燃油サーチャージ値下げ発表

今やもう当たり前になってしまった、というか、燃油サーチャージがなかった時代はもう知らない人も多くなってきた可能性もある、航空券代に追加されるプラス料金ですが、良き時代を知るものにとっては高額極まりありません。「格安航空券」が全盛の時代は、航空会社を選ばなければアメリカ往復 50,000 円でマイル倍増とか、気前の良いセールがたくさんありました。

燃油サーチャージは定期的に改訂されており、今回発表された 2023 年 4 月 1 日から 5 月 31 日購入分までの日本発着、1 区間片道当たりのアメリカ本土への金額は、ANA が 33,000 円、JAL が 36,800 円となりました。それぞれ現在より 16,000 円、10,200 円の値下げですから、往復で 2 万円~ 3 万円安くなる計算で大きいですが、それでもまだ付加料金だけで 66,000 円~ 73,600 円と高額です。なんとかならないものでしょうか?

さらに今、流れとしては座席指定が有料化されたり、無料での預け手荷物の制限が厳しくなるなど、航空会社の収益改善が行われつつあるようですから、困ります。

社会・経済の回復に伴い航空需要がアップして、脱 CO2 化で燃料費が抑えられれば、再び過剰供給状態になって(今よりは)低料金になる、でしょうか?

LA-LV 高速鉄道が(ついに)着工に向かうようです

Bullet train、弾丸列車と表現されるような高速鉄道が、ロサンゼルスーラスベガス間を結ぶことになるようです。これが完成すれば、日本からラスベガスに向かうのにアメリカ国内線に乗る必要なく移動できることになり、大変便利、なのでしょうか?

218 マイルの距離を最高速度 200 マイル/時で走行し、所要時間 2 時間程度となるようで、完成は 2026 年から 2027 年と予想されており、ある意味、あっという間にできるみたいです。ですがなぜか開業は 2030 年以降という予想もあるようです。

ロサンゼルス・ダウンタウンを 45 分おきに出発し、Rancho Cucamonga というところで既存のメトロリンクと接続し、ラスベガス中心部まで行けるようです。このランチョ・クカモンガ自体はロサンゼルスの大きく東、そして北にありますが、経路上にありますしここ始発ではなさそうですから、特に問題ありません。

基本的にはフリーウェイの I-15 沿いに建設されるようですから、今だと Google Map では自動車で 3 時間半、ロサンゼルス中心部からなら 4 時間程度になるでしょうから、倍速移動ですね。私はこの区間をレンタカーで走行したことがありますが、季節のせいもあって暑かったせいか、それなりに体力も必要な区間です。途中のバーストーは(車の中がエアコンで快適だったからかもしれませんが)車外は灼熱地獄ともいえるぐらいで、車の故障も心配されます。ハーツレンタカーなら比較的新しい車を用意しているので少し安心、とは思ってはいますが。

WiFi が整備され、食事も提供されるような快適な電車で、運転手にも負担がかからず速度も速く、おそらく飛行機より安く、さらには自動車 300 万台分の CO2 削減、I-15 の渋滞緩和と、うまくいけばよいことばかりみたいです。

すでに遅れに遅れているプロジェクトのようですが、無事に完成・開業したら、ちょっと楽しみです。

サンフランシスコまで6時間?

ユナイテッド航空が、ブーム・スーパーソニック社から超音速機 15 機を購入する契約をしたようです。2029 年商用化予定で、東京-SF が 6 時間程度に短縮されることになるようです。すごいですね、6 時間だとじっくり寝る暇はありませんね。

持続可能な燃料(SAF)を使うので、環境にも優しいようです。ただ、65~88 人乗りになるようですから、「コンコルド」と同じように高額になるでしょうから、一般人はきっと乗れないんでしょうね。それに音速超えで発生する爆音問題は、解決しているのでしょうか?

BOOM 社のページを見ると、2025 年から展開し、2029 年商用化とスケジュールされているようです。ニューアーク(ニューヨーク)からロンドンが、6 時間半から 3 時間半になるようですが、今だと想像より長時間かかりますね。東海岸はほとんど知らないので、意外です。そのほか、ニューアークからフランクフルトが 3 時間短縮で 4 時間、そしてサンフランシスコから東京(成田)が 4 時間 15 分短縮で 6 時間と挙げられています。

JAL にも優先購入権があるようですが、同じ西海岸で争っても仕方がないので、きっとロサンゼルス便じゃないでしょうね。

楽しみですね、うまくいくといいですね。

アメリカン航空アドバンテージの有効期限

アメリカン航空のマイレージプログラム、アドバンテージの有効期限を確認しようとウェブサイトからログインしましたが、ちょっとわかりにくかったのでメモしています。

まずログインすると、持っているマイル数が表示されますが、ここには期限は表示されません。すぐ近くにある Activity からアクティビティを確認できますが、いつ加算や利用があったかを見られるだけで、期限はわかりません。

Account Summary、Promotions、Wallet と並んだタブの「Wallet」をクリックすると、Expires の欄に、有効期限が表示されています。

ログアウトが見つかりませんが、ブラウザのタブを閉じたらログアウトでしょうか? それとも見落としているでしょうか。

日本語のサイトに戻り、もう一度「AAdvantage」の「アカウント」を選ぶと、ログインページの上部に、ログイン状態が表示されていました。ここからログアウト可能です。

そして前回書いた、21歳未満のメンバーについては、期限の表示がありませんので、21歳の誕生日+18か月になっているようです。

アメリカン航空アドバンテージ情報

アメリカン航空のマイレージプログラム、アドバンテージ。今年 2020 年内に期限を迎える場合は、年末まで期限延長されているようです。日系航空会社と違い、利用または加算があれば、すべてのマイルが18か月期限延長されるので、もしなんとかなるようなら、なんとかするといいですね。寄付や購入でも延長できると思いますが、私はポイントサイトからのポイント交換で延長しています。

また、21歳未満のメンバーから、18か月ルールを取り除いたようです。21歳になったときのルールについては、誕生日が起点となって、そこから18か月のようですけど、該当する方は、詳細を正確に確認してください。

デルタは早々に、ユナイテッドも最新、マイレージの期限を撤廃していますから、あとはアメリカ系の大物ではアメリカンだけです。が、秋にも大量の解雇を予定している状況ですから、大きな還元サービスは期待できません。ただ、「安心予約」的な施策は、各航空会社とも導入しているようですので、必要な方はチェックするとよさそうです。

欠航便を検索すると

JAL は東京からサンディエゴへの直行便を運営していますが、現在キャンセル中と思います。では、あえて検索するとどうなるのでしょう? それとももう復活してるでしょうか?

JAL のサイトで 2020 年 9 月中旬の日程で検索して見ると、シカゴかダラス経由で、アメリカン航空を使いながらも、到達できる便が表示されました。シアトルやサンフランシスコやロサンゼルスではなく。行き過ぎて戻る、のイメージですね。

ただ気になって検索しただけですが、早く通常に戻って欲しいです。なんらかの制限は、これからずっと続くことになるかも知れませんが。