日系航空会社の燃油サーチャージ値下げ発表

今やもう当たり前になってしまった、というか、燃油サーチャージがなかった時代はもう知らない人も多くなってきた可能性もある、航空券代に追加されるプラス料金ですが、良き時代を知るものにとっては高額極まりありません。「格安航空券」が全盛の時代は、航空会社を選ばなければアメリカ往復 50,000 円でマイル倍増とか、気前の良いセールがたくさんありました。

燃油サーチャージは定期的に改訂されており、今回発表された 2023 年 4 月 1 日から 5 月 31 日購入分までの日本発着、1 区間片道当たりのアメリカ本土への金額は、ANA が 33,000 円、JAL が 36,800 円となりました。それぞれ現在より 16,000 円、10,200 円の値下げですから、往復で 2 万円~ 3 万円安くなる計算で大きいですが、それでもまだ付加料金だけで 66,000 円~ 73,600 円と高額です。なんとかならないものでしょうか?

さらに今、流れとしては座席指定が有料化されたり、無料での預け手荷物の制限が厳しくなるなど、航空会社の収益改善が行われつつあるようですから、困ります。

社会・経済の回復に伴い航空需要がアップして、脱 CO2 化で燃料費が抑えられれば、再び過剰供給状態になって(今よりは)低料金になる、でしょうか?

LA-LV 高速鉄道が(ついに)着工に向かうようです

Bullet train、弾丸列車と表現されるような高速鉄道が、ロサンゼルスーラスベガス間を結ぶことになるようです。これが完成すれば、日本からラスベガスに向かうのにアメリカ国内線に乗る必要なく移動できることになり、大変便利、なのでしょうか?

218 マイルの距離を最高速度 200 マイル/時で走行し、所要時間 2 時間程度となるようで、完成は 2026 年から 2027 年と予想されており、ある意味、あっという間にできるみたいです。ですがなぜか開業は 2030 年以降という予想もあるようです。

ロサンゼルス・ダウンタウンを 45 分おきに出発し、Rancho Cucamonga というところで既存のメトロリンクと接続し、ラスベガス中心部まで行けるようです。このランチョ・クカモンガ自体はロサンゼルスの大きく東、そして北にありますが、経路上にありますしここ始発ではなさそうですから、特に問題ありません。

基本的にはフリーウェイの I-15 沿いに建設されるようですから、今だと Google Map では自動車で 3 時間半、ロサンゼルス中心部からなら 4 時間程度になるでしょうから、倍速移動ですね。私はこの区間をレンタカーで走行したことがありますが、季節のせいもあって暑かったせいか、それなりに体力も必要な区間です。途中のバーストーは(車の中がエアコンで快適だったからかもしれませんが)車外は灼熱地獄ともいえるぐらいで、車の故障も心配されます。ハーツレンタカーなら比較的新しい車を用意しているので少し安心、とは思ってはいますが。

WiFi が整備され、食事も提供されるような快適な電車で、運転手にも負担がかからず速度も速く、おそらく飛行機より安く、さらには自動車 300 万台分の CO2 削減、I-15 の渋滞緩和と、うまくいけばよいことばかりみたいです。

すでに遅れに遅れているプロジェクトのようですが、無事に完成・開業したら、ちょっと楽しみです。

サンフランシスコまで6時間?

ユナイテッド航空が、ブーム・スーパーソニック社から超音速機 15 機を購入する契約をしたようです。2029 年商用化予定で、東京-SF が 6 時間程度に短縮されることになるようです。すごいですね、6 時間だとじっくり寝る暇はありませんね。

持続可能な燃料(SAF)を使うので、環境にも優しいようです。ただ、65~88 人乗りになるようですから、「コンコルド」と同じように高額になるでしょうから、一般人はきっと乗れないんでしょうね。それに音速超えで発生する爆音問題は、解決しているのでしょうか?

BOOM 社のページを見ると、2025 年から展開し、2029 年商用化とスケジュールされているようです。ニューアーク(ニューヨーク)からロンドンが、6 時間半から 3 時間半になるようですが、今だと想像より長時間かかりますね。東海岸はほとんど知らないので、意外です。そのほか、ニューアークからフランクフルトが 3 時間短縮で 4 時間、そしてサンフランシスコから東京(成田)が 4 時間 15 分短縮で 6 時間と挙げられています。

JAL にも優先購入権があるようですが、同じ西海岸で争っても仕方がないので、きっとロサンゼルス便じゃないでしょうね。

楽しみですね、うまくいくといいですね。

アメリカン航空アドバンテージの有効期限

アメリカン航空のマイレージプログラム、アドバンテージの有効期限を確認しようとウェブサイトからログインしましたが、ちょっとわかりにくかったのでメモしています。

まずログインすると、持っているマイル数が表示されますが、ここには期限は表示されません。すぐ近くにある Activity からアクティビティを確認できますが、いつ加算や利用があったかを見られるだけで、期限はわかりません。

Account Summary、Promotions、Wallet と並んだタブの「Wallet」をクリックすると、Expires の欄に、有効期限が表示されています。

ログアウトが見つかりませんが、ブラウザのタブを閉じたらログアウトでしょうか? それとも見落としているでしょうか。

日本語のサイトに戻り、もう一度「AAdvantage」の「アカウント」を選ぶと、ログインページの上部に、ログイン状態が表示されていました。ここからログアウト可能です。

そして前回書いた、21歳未満のメンバーについては、期限の表示がありませんので、21歳の誕生日+18か月になっているようです。

アメリカン航空アドバンテージ情報

アメリカン航空のマイレージプログラム、アドバンテージ。今年 2020 年内に期限を迎える場合は、年末まで期限延長されているようです。日系航空会社と違い、利用または加算があれば、すべてのマイルが18か月期限延長されるので、もしなんとかなるようなら、なんとかするといいですね。寄付や購入でも延長できると思いますが、私はポイントサイトからのポイント交換で延長しています。

また、21歳未満のメンバーから、18か月ルールを取り除いたようです。21歳になったときのルールについては、誕生日が起点となって、そこから18か月のようですけど、該当する方は、詳細を正確に確認してください。

デルタは早々に、ユナイテッドも最新、マイレージの期限を撤廃していますから、あとはアメリカ系の大物ではアメリカンだけです。が、秋にも大量の解雇を予定している状況ですから、大きな還元サービスは期待できません。ただ、「安心予約」的な施策は、各航空会社とも導入しているようですので、必要な方はチェックするとよさそうです。

欠航便を検索すると

JAL は東京からサンディエゴへの直行便を運営していますが、現在キャンセル中と思います。では、あえて検索するとどうなるのでしょう? それとももう復活してるでしょうか?

JAL のサイトで 2020 年 9 月中旬の日程で検索して見ると、シカゴかダラス経由で、アメリカン航空を使いながらも、到達できる便が表示されました。シアトルやサンフランシスコやロサンゼルスではなく。行き過ぎて戻る、のイメージですね。

ただ気になって検索しただけですが、早く通常に戻って欲しいです。なんらかの制限は、これからずっと続くことになるかも知れませんが。