Natural Intelligence による記事要点まとめ
・口座をアクティブに保つには何らかの資金操作が必要である。
・放置すると休眠口座となり、口座解約や残高ロストにつながる可能性があるようだ。
・オンラインバンキングで手数料がかからず資金を移動できるようだ。
Union Bank から US Bank に口座が移管されて早くももうすぐ 2 年になろうとしています。
US Bank になるのは 2023 年 5 月末に決定!
Union Bank から US Bank になる重要書類が郵便で届いた頃の様子です。
送られてきた書類の確認を行ったりしています。
日本でも普通預金が 0.2% の利率になっているのに、 預金額の問題なのか、US Bank のセービングアカウントの利率はわずかに 0.01% と不満はありますが、 日本在住でも口座を維持できているわけですから、やむを得ないと言わざるを得ません・・・。
ところが 2025 年 2 月 上旬、何通かのメールが届き、大変動揺しておりました。 そのメールの内容については 「US Bank の口座をアクティブに保つ」 に書いていますが、その後どのような対応を検討し、どのような操作をしたのか、ここに記録しています。
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投稿 April 8, 2025
「US Bank の口座をアクティブに保つ」 と重複する部分がありますが、一連のメールのあとには何も届かなくなりましたので、ここに順を追って記載します。
まず最初は日本時間(以降すべて日本時間です)2025 年 2 月 7 日早朝、 「Ensure your U.S. Bank account stays active」 というタイトルのメールでした。 つまり 「U.S. Bank 口座をアクティブに保つことを確認してください」 というような意味になります。
文面は、以下の通りです。
Thank you for choosing U.S. Bank. We noticed you haven't used your account ending in **** for several months. Your satisfaction matters to us, so we wanted to check in with you.
参考までに簡単に訳しておきますが、正確ではない可能性もありますので、以下ご注意ください。
U.S. Bank をお選びいただき、ありがとうございます。 数か月の間に、下 4 桁が **** の口座について、ご利用がありません。 私たちにとってあなたの満足が重要ですから、確認していただきたいと思いました。
**** の部分は、本当は数字で、セービングアカウントの下 4 桁でした。 私は Union Bank が U.S. Bank になってから渡米しておらず、日常で口座を使用することもありませんので、文面の通りで間違いありません。 ATM/Debit カードは届いていますが、まだ 1 回も利用していません。
で、問題は、次の部分です。
If everything is good - great!
Please complete one of these actions to keep your account active:
・Make a deposit or withdrawal at any ATM or U.S. Bank branch.
・Transfer funds from another checking or savings account.
もしすべて良ければ素晴らしいです! 以下のアクションのうち 1 つを実行して、あなたの口座をアクティブに保ってください。
なのですが。
口座に対するアクションの注釈として 「Recurring transfers or payments and direct deposits are not considered client-initiated activity in most states.」、 すなわち私も設定している 「定期的な送金や支払い、入金は、ほとんどの州で顧客が出したアクティビティとは認められません。」 ということですので、指示された 2 種類のオプションのうち 1 つを実行する必要があるようです。
1 つは、「ATM または U.S. Bank 支店で入金または出金を行う」です。 日本在住ですから、支店には行けません。 ATM での入金もおそらくできませんから、できるのは ATM での出金ですが、手数料が高そうです。 簡単ですが、避けたいオプションです。
もう 1 つは「別のチェッキングまたはセービングアカウントへ送金する」です。 こちらも手数料はきっとかかりますが、自分の口座間での送金が有効に扱われるかは不明です。 いつもと逆方向に送金すれば、それでいいのかもしれません。
すぐあとに 「Action required to keep your U.S. Bank account active」 というタイトルのメールも届いていました。 「U.S. Bank 口座をアクティブに保つためには行動が必要です」 ということです。
冒頭の画像部分では 「確実に口座をアクティブに保って、あなたの資金へのアクセスで問題が起きないようにしましょう」 と、ちょっと不安にさせる感じです。
Thank you for choosing U.S. Bank. One of our safeguards is monitoring accounts with low activity. We noticed that your account ending in **** has not had any transactions initiated by you for over six months.
と続いています。 口座番号の部分は先ほどのメールと同じ、セービングアカウントのものです。
U.S. Bank をお選びいただきありがとうございます。 私たちの安全対策の 1 機能が低アクティビティを検出しています。 あなたの口座は、あなた指示の取引が 6 か月以上ないことがわかりました。
予めスケジュールされた定期的な資金の移動は「あなた指示の」に含まれないことがわかっていますから、その通りです。 が、もうすぐ移管から 2 年ですが、このようなメールは初めて届きました。
そしてさらに念押しで 「To keep your account active, please do one of the following in the next 60 days:」 、すなわち「今後 60 日以内に」続く 2 つのうち 1 つを実施して、口座をアクティブに保ってくれ、と。 「続く 2 つ」は先のメールと同じ、ATM を使うか、送金依頼を出す、です。
さらに、「もし何もしないとどうなるか?」も書かれています。
「If you do not initiate any account activity, your account will be considered dormant.」 、つまり「放置するとあなたの口座は休眠状態であると判断されます」ということです。
「Based on your state of residence, dormant accounts are closed after a period of time and any remaining funds will be sent to the state.」 、つまり「居住の州に基づき、休眠口座は一定の期間が経過すると解約となり、残高は州に送金されます」という、 超恐ろしい結果を招く可能性があるようです。
同日の夜にも、2 通目と同じタイトル「Action required to keep your U.S. Bank account active」で同じ内容ながら、 チェッキングアカウントを対象としたメールが届きました。 こちらも 60 日以内に対応しなければ休眠口座となり、いつしか閉鎖となって州に寄付されることになるようです。
居住地が日本の場合はどうなるのか、実は放置しても問題ないのか、わかりません。 意図的に試してみたいとも思いません。
忙しくしておりましたので、しばらくそのまま放置し、60 日以内に対応しようと思っていました。
2025 年 2 月 20 日には 「***, get your complimentary contactless U.S. Bank Debit Card today.」 と「タッチ決済対応の U.S. Bank デビットカードを無料で手に入れよう」 というメールが届いていますが、ちょっといったん保留です。
これを書いている今、4 月 8 日はちょうど約 60 日経過したところですが、 これまでに追加のメール、例えば「あと 30 日以内に」とか「1 週間で休眠」とか、 あるいは「アクションありがとう」みたいなメールは届いていません。
投稿 April 8, 2025
日本で取りうる対応としては、ゆうちょ ATM などでの預金の出金(アカウントが選べるはずです)、 デビットカードの利用(チェッキングアカウントに限られます)がトップ 2 だと思いました。
詳しく調べてはいないものの、少なくとも日本の口座に送金するのは高額な手数料を取られるので NO GOOD、 日本の口座から送金するのは休眠回避にならないと思われます。
自分の口座間の送金は、手数料は不明ですが、それでカウントされるなら良さそうです。 デビットカード利用とどちらが手数料として得なのか、でしょうか。
オンラインバンキングにログインして調べていくと、 「Online money transfer | Transfer money | U.S. Bank」 のページにたどり着きました。 オンライン送金の説明ページです。
It's easy to transfer money between your U.S. Bank accounts - and to and from accounts at other banks. With U.S. Bank mobile and online banking, you can safely control your money wherever you are.
「あなたの U.S. Bank 口座間、または別の銀行の口座から、口座への送金は簡単です。 モバイルアプリまたはオンラインバンキングで、どこにいても資金を安全に管理できます。」 ということで、操作は難しくなく、オンラインで口座間送金できそうです。
「Account-to-account transfers」、「口座間送金」の欄に説明があります。
Transfers between your U.S. Bank accounts post immediately. We never charge a fee to transfer funds internally.
ありました!
「あなたの U.S. Bank 口座間の送金は即時完了となります。 内部的な資金の移動には手数料はかかりません。」 ということですね!
内部送金を実行してみたいと思います。
投稿 April 8, 2025
まずはオンラインバンキングにログインします。
口座情報を確認しただけでは「あと何日で休眠口座になります」みたいなことはわかりません。 「60 日以内」は強めの表現で、「一定期間後」がそれなりに長い可能性もなくはありません。
ログイン直後にこんなメッセージも表示されましたが、今は構っている場合ではありませんので「Remind me later」です。
もう結構 60 日ぎりぎりでの操作なのですが、何も変化はありません。 お知らせもありませんし、警告がポップアップされることもありません。
口座の残高の下にある「Make a transfer >」ボタンをクリックして進めます。
Internal Transfers の「Transfer & manage your money」のページになりましたが、 まず送金元と送金先の口座を選ぶことになっています。 前のページでチェッキングアカウント欄にある Make a transfer を選んでも、 セービングアカウント欄にある Make a transfer を選んでも関係ないようです。 ちなみに何も選んでいなくても「INTERNAL TRANSFERS」になっていますので、口座間送金です。 別の銀行の口座に送金したい場合は、何か別の操作が必要になりそうです。
「From」の部分をクリックすると、チェッキングまたはセービングアカウントが選べます。 入力不要なドロップダウンリストなのは便利です。 「Savings」を選びました。
続けて「To」の部分をクリックすると、チェッキングアカウントのみが選択可能でした。 もちろん「Checking」のほうを選びます。
表示された「Amount」の欄に、送金額を入力します。 サンプルとして表示されている形式を守って入力するのが良いでしょう。 「$100.00」と入力してみました。 私は毎月チェッキングからセービングに $25 送金する設定になっていますので、4 か月分です。
その下の「Repeat this transfer」のチェックボックスは、 チェックを入れると繰り返し送金を行うことになると思いますから、チェックは入れません。
「Transfer date」は送金実施日です。 内部移動は即時完了ですので、その日が表示されているはずです。 おそらくアメリカ時間だと思いますが、少なくとも日本ではこの日付でした。
よければ「Send transfer」ボタンをクリックします。
確認画面「Does this look right?」となり、 送金元 FROM、送金先 TO、送金日 TRANSFER DATE、 そして大事なのが FREQUENCY、つまり頻度で、One-time であれば 1 回限り、です。
確認して、よければ「Send transfer」ボタンをクリックします。 すぐに「You're all set!」と書かれた完了画面になり、送金完了です。
「Done」ボタンをクリックするとログイン直後の画面に戻り、 残高も更新されていますし、PC で見ると右側にある「Activity」には履歴が書かれています。 ここでは 4 月 3 日になっていますけど!
Transfer Withdrawal To Account は、出金額です。 黒字で書かれているのは引き出し額です。
Transfer Deposit From Account は、入金額です。 プラスが付いて緑の文字が入金された額です。
念のため送金元口座のアクティビティを確認すると、手数料はかかっていませんでした。
加算されたチェッキングアカウントのアクティビティも確認すると、ちゃんと指示した $100 が入金されていましたので、完了です。
同じ手順で逆方向にも送金しておきます。 同額の資金移動で残高に変化がなくなるのを嫌って、今度は $10 の送金にしてみました。
とりあえずこれで良さそうですが、休眠口座化を回避できたのかどうかは、表示がないのでわかりません。
今は最初のメールからちょうどぎりぎり 60 日前後と思われますが、何も通知もありません。 ID を求められたときのように、なんだかわからないまま日が過ぎていくのではないかと感じています。 逆に何かメールが来るならば、それはトラブルに陥っている・・・ときかもしれません。
US Bank に有効な ID を通知する
Union Bank から US Bank になる重要書類が郵便で届いた頃の様子です。
送られてきた書類の確認を行ったりしています。
3 か月に 1 回ほどの頻度で、紙のステートメントが届いています。 Union Bank から吸収されたユーザーの優遇措置、最低 1 年は紙のステートメント発行が無料、が続いているうちは、紙で受け取りたいと思っています。 1 年以上たった 2025 年 3 月の時点では紙の手数料は引かれていないようです。
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