2023 年が始まって、アメリカ西海岸では大雨で大きな被害を受けたようです。 9 日のレポートのあと、 現地 14 日にもまた悪天候が予想されており、 現地の方の無事と今後の安全を願っています。
アメリカ西海岸、特に南カリフォルニアでは毎年毎年水不足になり、 乾燥で大規模な山火事が発生して被害を受けていますが、この豪雨で水不足はいくらか、あるいは結構改善されるのでしょうか?
干ばつの程度を
アメリカで人気のファストフードチェーン調べ
次回に備え、カリフォルニアで人気のファストフードチェーン、
Chick-fil-A、Jimmy John's、Chipotle と Panera Bread をチョイスして、下調べしています。
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投稿 January 14, 2023
干ばつと判断されている地域には、そのレベルによって色が付けられています。
黄色の D0 が「通常レベル超えの乾燥」です。 何年も前からこのサイトを知っていますが、特にカリフォルニアであれば、このレベルならかなり良いと言えそうです。
薄いオレンジの D1 は「中程度レベルの干ばつ」です。 カリフォルニアなら、これぐらいであって欲しいと願うところです。
オレンジの D2 は「厳しい干ばつ」です。 このあたりから、不安になります。
赤の D3 は、色が示す通りレッド、「猛烈な干ばつ」です、訳が多少変な気はしますが。 この色を見たくないです。
最大の D4、黒い赤は「例を見ない干ばつ」ですが、これが普通に表示されてしまうのが怖いです。
今回久しぶりに見ていますが、記憶では週に 1 度のアップデートです。 ちゃんと見ると、東海岸時間で火曜日の朝のデータを見て、その解析結果を同 東海岸時間の木曜日の朝にマップに反映させているようです。
PC のブラウザで見る現在の様子は、こんな感じです。
本土のほかには、左下にはマリアナ諸島、パラオ、マーシャル諸島とミクロネシアが、その右にはサモアがあります。
右側の枠は、上からアラスカとアリューシャン列島、その下にハワイ、そして一番下にプエルトリコとバージン諸島です。
なお、S と書かれている地域は 6 か月未満の短期的影響、 L と書かれている地域は 6 か月以上の長期的影響が予想されているところだそうです。
この時点では、2023 年 1 月 10 日のデータで、12 日にリリースした情報となっています。
中部はひどい干ばつとなっており、東海岸は割と問題ありませんが、西に行くと良くないことが一目でわかります。 今は雨季のカリフォルニアですが、オレンジの D2 の地域がかなり広く見られます。 地図のより詳しく知りたい場所をクリックすることで、より詳しく見ることができます。
投稿 January 14, 2023
地図の西海岸に近い部分をクリックすると、 西部地域だけの地図が表示されます。
太めの線が州境を表していますが、細めの線は「カウンティ境」でしょうか。
西部地域ではオレゴンとネバダ、その内陸あたりの状況が良くありませんね。
例えばカリフォルニア州の状況を知りたい場合は、 ここでカリフォルニアをクリックすると、カリフォルニア州だけの地図になります。
投稿 January 14, 2023
さらに地図のカリフォルニア州の部分をクリックすると、 カリフォルニア州だけの地図が表示されます。
この時点では最上部に D3 の赤が少し見える以外は 内陸部はオレンジの D2「厳しい干ばつ」、 沿岸部は薄いオレンジの D1「中程度の干ばつ」となっていることがわかります。
およそ 3 月末までの雨季のうちにどこまで改善されるかが問題です。
地図の下には、表形式でどれだけの地域(割合)が、どの干ばつレベルに含まれるかがまとめられています。
一番上の行、Current と書かれている「現在」、2023 年 1 月 10 日では、干ばつなしの None は 0.00 % であり、D0 - D4 のエリアは 100.00 % です。 つまり州全域が D0 以上の干ばつということです。
D1 - D4 の欄を見ると、通常レベル超えの乾燥 D0 を除いたエリアの割合が書かれていますが、95.38 % ですから大半が該当しているとわかります。 逆に言えば、D0 の地域は 4 % 強しかない、ということです。
D2 - D4 の欄は 46.00 % ですので、およそ半分が「厳しい干ばつ」以上であり、 D3 - D4 の欄が 0.32 %、D4 の欄が 0.00 % ですから、「猛烈な干ばつ」はほぼ解消されている、解釈できることになります。
2 行目には Last Week、1 週前の 1 月 3 日のデータがあり、このときは D3 - D4 が 27.10 % となっていますので、 この 1 週間で 0.32 % まで激減しています。つまりは降雨の、あるいは豪雨の影響がそれほど大きかった、ということなのでしょう。
3 行目は 3 Months Ago、つまり 3 か月前の 2022 年 10 月 11 日、まだ雨季に入る前のデータで、D4 が 16.57 % もあります。
続く 2 行、2022 年 12 月 27 日となっている Start of Calendar Year と、 同 9 月 27 日となっている Start of Water Year は、なんらかの期首を示していると思いますが、わかりません。 次回の発表でも同じ日付なのか、変わるのか、それにより想像がつきそうです。
最後の行、2022 年 1 月 11 日の One Year Ago、1 年前は、現在と比較しやすいです。 そのときは D4 こそ 0.00 % でしたが、D3 - D4 が 1.39 % あり、現在はおよそ 1 ポイント改善となっています。 D2 - D4 で比較すれば、66.39 % から 46.00 % と、20 ポイント以上も改善しています。
ちなみに一番右の列、DSCI は Drought Severity and Coverage Index 、つまり干ばつの厳しさとその影響範囲を示す指標のようで、値が大きいほど厳しいということになっています。
もう 5 年以上経っていますが、それよりもっと前でも、宿泊したホテルなどでは節水の呼びかけが行われていましたし、 宿泊費には「水サーチャージ」(節水対策費)が加算されていたような気がします。
近年では 庭の芝生への水やりも制限されたり、 レストランなどでは水をもらうのもリクエストが必要だったりすることもあるようですから、無駄遣いをしないよう、旅行者でも気を付けなくてはいけませんね。
投稿 January 21, 2023
この 1 週間で、また悪天候に見舞われたようなカリフォルニア州、どう変わったでしょうか?
カリフォルニア州だけの地図が表示してみます。
1 週間前は次のようでしたから、ロサンゼルスの北のあたりや、サンフランシスコの東が改善しています。 そして左上の部分に白いエリアが出てきました!
チャートで見ると、先週 0.00 % だった "None" エリアが 0.64 % になりました!
D1 以上のエリアも 95.38 % から 92.12 % に若干改善、D2 以上は 46.00 % から 42.84 % に、 そして D3 以上は 0.32 % から 0.00 % となり、赤いエリアがなくなりました。
しかし、たくさんの被害が出た模様の豪雨ですが、これでもやっとこれぐらいの改善ですから、 温暖化の影響なのかはわかりませんが、引き続き環境に配慮する必要がありますね。
ちなみにフロン不使用となった効果などが表れ始めて、2066 年までには南極のオゾン層が完全復活するだろう、とニュースで言っていました。 やればできる、わけです。
投稿 March 18, 2023
どうやらその後も幾度となく冬の嵐に見舞われた様子のカリフォルニア州ですが、干ばつ状況は、 特にベイエリアを中心に改善しているようです。
白い部分がだいぶ増え、44.6 % まで到達しました。
海岸線を見て下の方、白と黄色の両方があるところがロサンゼルス・カウンティで、 その下、オレンジ・カウンティとサンディエゴ・カウンティに白はありませんが、 黄色は Abnormally Dry、異常乾燥、 サンディエゴの奥の方の薄いオレンジは Moderate Drought、通常干ばつ状態ですから、だいぶ改善ではあります。
現在の D1 以上のエリアは 36.42 % ですが、昨年 2022 年のこの時期は 100 %、 2021 年のこの時期も 90 % 以上で、状況が良かった 2020 年は 2019 年 12 月から 2 月まで 0.00 % との記録がありました。 さらに見ると、2019 年も 3 月には 0.00 % の時期があり、2018 年初は 10 % 台ですので、この先も注意が必要、ということなのでしょう。
災害など起きることなく、改善状態が続くことを願います。
ちょっと気になった情報を書き込んでいます。
カリフォルニアでのレンタカーは、ほとんど毎回ハーツレンタカーを利用していますが、 相当久しぶりにログインすると、電話番号を求めているような謎のポップアップが表示されました。
実際の記憶をもとに、巨大ハンバーガーとパイの Nation's Giant Hamburger、庶民派 Jack in The Box、炭火焼きの Habit Burger Grill、必ず寄りたい Wetzel's Pretzels、そしてピザの Godfather's Pizza をチョイス、下調べしています。
アメリカに到着後すぐに、自由にデータ通信をしたいので、あらかじめ日本で SIM カードを入手しておきました。
アメリカに到着後すぐに困らないように、いくらかのドル現金を事前に調達しておきたいと思いました。
未成年者でも契約できる、Visa などの 国際ブランドが付いたプリペイドカードについて調べ、チャージまで行いました。
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