近年非常に複雑になっているという、アメリカのチップの習慣。
相当昔であれば、ホテルの部屋では枕の下に現金を置いて出る、とか、 レストランではウェイターに現金を手渡す、とか、そういうことだったのでしょう。 古き良き習慣については、 「海外旅行でホテルのチップは渡すべき?」 にある内容が基本ですね。
そして少し前であれば、
しばらく前からはチップの計算が簡単なように、10% の場合、15% の場合、20% の場合、などの 額が支払い票に提示されていたりしたように思います。
で、なんだか最近は「サーチャージ」的に最初からサービス料が乗せられているケースがあるようで、 その場合のチップはどうするのか、とか、迷うこともあるようです。
もしかすると今はお店でドリンクを購入しても、機内でビールをもらってもチップを払う必要がある?? 時には事前にチップが要求されたり、高額のチップを求められたりすることがあるようで、慣れていないと危険です!
いやそもそも現地の人でさえ難しいというのですから、旅行者は判断不能です。 しかも円安ですから、チップは多めに出しておけば安心、というのも厳しい話です。
Bing のチャット調べによると、なんと、スターバックスでも「良いサービスを受けた」と思ったら、 ドリンク 1 杯につき $1 のチップが標準です、というエチケット専門家もいるようですから難解です。 というか、それって受け取ってくれるものなのでしょうか??
「Outrage at Starbucks' tipping prompt shows people don't get how the tipping con works」 では、あるときから、スターバックスのドライブスルーでカード決済するとき、$1、$2、$5 のチップを追加する画面が表示されたとか。 "no tip" オプションもあるようですが、明示的にそれを選ばないと進めないようです。 長い記事なのでリンク先を読み切れていませんが、ちゃんと従業員に支払われるなら、それはそれでアリ、みたいな感じです。 チップをなしにすると商品の値段が上がります、と。確かにそれもそうなのでしょう。
アメリカのスタバのアプリには、すでにチップ込みで支払うオプションがあるようなのですが、 もちろん日本のアプリにはありません。 仮に日本でバリスタにチップを渡そうとしたら、受け取らないでしょうね、文化の違いとして。
アメリカでは 1950 年代までは 10% 以下だったチップも、2000 年になる頃には 15%、 そして今は 20% かそれ以上になっているそうです。 知識をアップデートしておかないと、サービス良くても 15% にしたら「何か不満でしたか?」みたいになりそうです。
支払いがデジタル機器を通すようになった今は、なおさら大変みたいです。
まず、チップを払うかどうかは、あなた次第らしいです。
自分なりの基準を設けておいて、自己防御をする、と。 普通なら支払って腹立たしく思うということですが、まあ、そうですね。 要求されてるな〜、と感じるのに「サービス悪いから払わない」は難しいです、現実的には。 あるいは「これにはチップいらないでしょう」と思っても、圧力には負けそうです。
少なくとも従来の習慣がある、フルサービス・レストランやバー、タクシー、デリバリーなどは払いましょう、と。
良いサービスを受けたりしてリピートしたいなら、チップを出しましょう、と。 その場合は現金でその人に渡す方が間違いなく伝わるようです。 合計額に加算するだけなら、確かに、単に店の収益になってしまう可能性も?
チップの額は、場合によって異なるものの、 オススメは提示されている額の中間かそれより少し上が推奨のようです。 そうするとだいたい 20% ぐらいになるようですが、粗末に扱われることを回避できるものの、 それでもサービスが良くない場合もあり腹立たしい、と。
あるいは「勝負」で、一番低い 10% 程度のチップを選択しておいて、あとはサービスの質に応じて現金でチップを出す、と。 難しいものですね。
基本的には店を出るときに払いたい、というかそれが普通なのでしょうけど、 先に要求される場合はあるそうで、それがどんな店やサービスなのかを事前に知っておきたいところです。
普通このサービスにチップは払わないだろう、しかしチップを要求された、 その場合にチップを払わない選択はありなのか、です。
圧力に屈せず支払わないか、あるいはもう行かないか、オンラインのレビューで丁寧な批判を記入・・・。 最近はオンラインに自由に批評を書けてしまいますから、しかもそれがお客の思い込みだったりもしますし、 言葉が足りずに強烈に受け取れてしまう場合もあり、お店サイドから見ても危険性が高いです。 怖いですね。
そうならないよう、お店側も適切にしてもらえれば良い話ではありますが。
結局は「適切なチップを」という結論になってしまうようです。 あくまで「強制ではない」という点で、バランスが必要みたいです。
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投稿 October 6, 2023
さすがにチップの相場が「料金の最低 20%」では高すぎると、廃止を求める声もあるようです。 最初から設定されている「サービスチャージ」は、少なくともカリフォルニアではチップではなく、 これに加えてチップを受け取ることが合法となっているらしいです。
しかし、 「A restaurant in San Francisco that has a no tip-policy and instead shares profits with its staff says it wasn't hit by the labor shortage」 では、サンフランシスコのフランス料理店がチップを受け取らないけれど従業員不足には陥っていない、と紹介されています。 従業員への手当を厚くしているようですが、そのぶん価格に反映されているということで、ランチのサンドイッチが $20、 2023 年の円安時代で言うならば 3,000 円ですからものすごいです。 $16 に 20% のチップで $20 になっても同じではありますけど、そうですね、どっちがいいかはわかりません。
「San Francisco's Zuni Cafe removed tips a year ago. Despite pushback, it won't bring them back.」 でもチップ廃止を紹介していますが、料金に 20% のサーチャージを含めてしまっているので、なんだか強制 20% チップとなってしまっている感じです。 さらに 「Where Does the No-Tipping Trend Go From Here? An SF Restaurant Vet Weighs In.」 では、それは 20% のサービスフィーと 5% のヘルスケアフィーで合計 25% が上乗せされているのだ、と。 客席に出るスタッフと裏方さんで平等に分配できるシステムはそれで正しいと思いますが、no-tipping によってより支払い額が高くなっている可能性に注意が必要ですね。
「'No tipping!': Restaurant creates tip-free model by paying workers a living wage, shares profits with workers」 でも同じように、商品の価格を上げてチップをなくす、ということらしいです。 利用者の話なのか、値上げで客が減って待ち時間が短縮されるならそれは OK だし、もともと 20% チップしない人からも取れるのでよい、とか。
すべての文章を読み切っているわけではないのでここまで正確ではない部分があるかもしれませんが、 チップなしを宣伝して、20% 以上の値上げをしているとか、あるいはサービスチャージが 20% になっているなどの場合は、 そうですねぇ、総額が変わらないとしても、どうでしょうか、従業員に平等に分配できるというのは良いことでしょうけど、 店内にちゃんと明示されていないと、さらにチップも置いちゃったり? しないでしょうか?
チップをなくすというならば、サービスチャージなどパーセントによる後乗せ方式よりは、単品価格を値上げして含め入れてもらいたい、かな。 会計に自動的に入っちゃうなら上限制とか。 定額制は難しいでしょうけど、じゃあ Amazon プライムのような年会費制とか? 旅行者だと年会費制だと無理ですけど。
結局は単品価格を値上げしての明朗会計がわかりやすいかな。
アメリカのグローバルエントリーで入国審査を高速化?
なんだか日本国籍の場合、事前に「グローバルエントリー」を申請することによりアメリカの入国審査を素早く通過できるようだ、ということで、調べました。
このページに記載されている内容は、
FOX5 San Diego の記事
「Tipping etiquette and norms are in flux ? here's how you can avoid feeling flustered or ripped off(英語)」
をきっかけ・参考にしています。
ただし、このページに記述した内容は記事を訳したものではなく、また記事が述べている内容でもありません。
記事へのリンクは、Terms of Use の LINKING に従っています。
サンフランシスコ市内で、無人タクシーが認可されて日中も走行可能になったようです。 アプリから呼ぶらしいので、安全そうなら使ってみたい気もします。
エクスペディア系の他サイトと共通ログインになった模様の Hotels.com ですが、 新リワードプログラム OneKeyCash はまだアメリカのみ対応のようで、今も $0.00 です。
まだ有効期限撤廃になっていないアメリカン航空のマイレージプログラム「アドバンテージ」。 わずかなチャンスですが、特別な出費なく期限を延長する方法もあります。
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