特にカリフォルニア州のユーザーを対象とはしていませんが、どんなことなのか、 「対処」リンクから、設定を確認していこうと思います。
なお、本サイトのご利用に際しては、必ずプライバシーポリシー(免責事項等)をご参照ください。
投稿 November 23, 2019
「対処」をクリックすると、 「カリフォルニア州消費者プライバシー法」と題されたページが表示されます。
カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)は、 データのプライバシーに関する法律で、個人情報の販売を無効にする選択肢をカリフォルニア州の居住者に提供するよう義務付けられる可能性がある、 というものだと記述されています。
詳細な解説は「Helping publishers comply with the California Consumer Privacy Act (CCPA)」にありますが、 英語で書かれています。 タイトルとしては、CCPA に準拠するためのパブリッシャーへのヘルプ、です。
おそらく、主には
入力フォームやニュースメールのサブスクリプション、物品販売などによる氏名、性別、年齢、住所、メールアドレスなどは当然含まれるでしょう。 何を購入したか、も個人情報に当たるでしょうし(匿名化されていれば対象外なのかも知れませんが)、 閲覧サイト履歴などによる政治的、あるいは宗教的信条なども、おそらく対象に含まれます。
Cookie により集められる情報については、アップルとグーグルで対応が異なるような気配ですが、 気を付ける必要があるのかも知れません。
当サイトは、サーバー規定のクッキーは使用されているようですが、 ページとしてはクッキーを使用していませんし、 個人情報の収集なども行っていませんので、基本的には関係しません。 仮に集まっても、販売しませんし。
ですが、一応対応(設定)しておくほうがいいかな、と思いました。
投稿 November 23, 2019
表示されているページには2つの選択肢があり、初期状態では最初の選択肢が選択されています。
この選択が適用されるのは、なんと「Google がカリフォルニア州在住と判断したユーザー」という、 なんだかいまいちな判断基準ですが、Google アカウントの住所情報から判断する、ということでしょうか?
選べる、そして最初から選ばれている1つ目の選択肢は、 「データ処理を制限しない」です。
これは、従来と同じ方法を取る、ということで、記載されている情報としては、 「パーソナライズド広告」を引き続き表示する、ということです。 これは、ターゲティング広告と同じ意味ですね。 サイトやアプリの利用歴、と書かれていますが、マップや検索履歴など、さまざまな情報を持つグーグルですから、 これが問題になっている点であることを知っているはずですけど。
もう1つの選択肢は、「データ処理を制限する」です。
説明を読むと、一部の固有 ID などの使用を制限し、 カリフォルニア州在住と判断されるユーザーには、ターゲティング広告は表示しない、というものです。 基本としては、コンテンツの解析によって得られる情報から広告を決定する、ということです。
「データ処理を制限する」を選択しておきます。
投稿 November 23, 2019
特に選択できる項目はありませんが、 「アカウントでデータ処理を制限しないよう設定した場合」に、 広告を制限する方法について、書かれているようです。
「詳細」リンクの先は、 「Restricted data processing (CCPA) settings in Google’s publisher ad tags」、 英語のサイトです。 タイトルは、グーグルの広告タグにある CCPA 対応のデータ処理制限設定、という感じでしょうか。
細かく制御するのは大変ですし、カリフォルニア州在住の方を主なターゲットとしてはいませんので、 「データ処理を制限する」にしておけば、安全なんだと思います。
「変更を保存」ボタンをクリックして、完了です。
AdSense のホームに戻ると、表示はなくなって・・・いませんでした。 「表示しない」リンクを押すまで、表示され続ける仕様なのでしょう。 とりあえず、表示されるまま、様子を見ておきます。
投稿 November 28, 2019
2019 年 11 月 19 日付けで、Google AdSense から 「Important updates about the California Consumer Privacy Act (CCPA)」 (カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)に関する重要な更新) というタイトルのメールが届いていました。 英語ですが、英語なので読み飛ばしていたのではなく、単に気づかなかっただけです・・・。
一応、原文は載せず、日本語・意訳(以下青字)を書きますが、もし誤解・誤訳があるといけませんので、 最終的には原文を参照していただくよう、お願いします。
カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)は、新しいデータ・プライバシー法で、 カリフォルニア州在住のユーザーから個人情報を収集するビジネスに適用されます。 この新しい法律は、2020 年 1 月 1 日から有効となります。
本サイトは、日本語記述であり、入力フォームも(今は)なく、個人情報を収集しません。 サーバーがクッキーを使用していると思いますが、そこにも個人情報は含まれていないはずです。 が、「もし何かある」ケースが心配ではあります。 また、今後適用対象が広がる可能性も考えると、対応しておいて損はないと考えます。
グーグルではすでに、ヨーロッパにおける一般データ保護規制(GDPR)遵守に向けたデータ保護設定を提供しています。 そして今回、CCPA を遵守するためのサービスも提供し、 CCPA 対応のために見直されたデータ保護条項を既存のものに追加して、 2020 年 1 月 1 日より有効化します。 オンライン契約者様とプラットフォーム契約者の皆様のために、 このサービス提供条件は、既存のデータ保護条項に追加・統合されることになります。 適用されるお客様は、お客様の契約にこのサービス提供条件を追加するために、何か操作をしていただく必要はありません。
GDPR は、簡単には、明確な許可(同意)なく個人情報を収集し、EU 域外に持ち出してはいけない、のような規制だったと思います。 個人情報保護と、ターゲティング広告対策でしょうから、個人情報の入力を受け付け、保存するサイト運営者が該当します。 クッキーの扱いにも気を付けないといけないようです。 CCPA は、ここまでではまだ何がどう、ということはわかりませんが、同様の個人情報保護規制なのでしょう。
これらのサービス提供条件は、データ処理制限の制御を可能とする、パートナー様への新しいツールの提供により実現されます。 データ処理制限は、CCPA 対応への準備として、パートナー様のお手伝いをさせていただくよう、意図されています。 一部のパートナー様は、CCPA オプトアウト・リンクをクリックした顧客に、 制限されたデータ処理を行っているというメッセージを送ると決断されるかも知れません。 そうでないパートナー様でも、新しいツールを使い、カリフォルニア州のすべての顧客に制限されたデータ処理を適用することを選択可能です。 サービス提供条件に従い、お客様がデータ処理制限を設定されている場合、 グーグルはそれを尊重し、お客様の CCPA サービス提供設定に従った動作を行います。 お客様はこの記事から、 データ処理制限についてや、CCPA 遵守が必要なお客様かを判断するために、より詳細な情報を得ることができます。 また、データ処理制限について、より詳細な情報を、Ad Manager、AdMob, AdSense のヘルプセンターから入手することもできます。
メールの文面からは、CCPA の詳細な内容はわからず、リンク先のページ等を参照するように書かれているようです。
GDPR のようにビジネス規模の猶予があると思われる、CCPA 適用対象者の条件が簡単にわかる記述があればよかったのに、と思います。
グーグルのデータ・プライバシーポリシーについては、privacy.google.com/businesses を参照してください。
この更新に関するご質問は、お客様のアカウントチームまで、あるいは Ad Manager、AdSense または AdMob ヘルプセンターまでお願いします。
ということです。 CCPA そのものが何なのかは、ネットで検索すればたくさん解説があるようです。
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