アメリカで通年、夏時間を廃止しようという提案が上院を通過したようです。 それは常に標準時を使用するのではなく、常に夏時間を採用しようというものみたいです。
仮にそうするなら、大統領の署名が必要であり、航空業界などの対応に時間が必要なため、 2023 年 11 月 20 日までは実施されないようです。 実際には 2024 年 3 月からの実施が想定される模様です。
2022 年は 3 月 13 日から 1 時間進み、夏時間に突入しています。 3 月 13 日の午前 2 時になったとき、それは新しく午前 3 時になる、ということですね。 戻るのは 11 月 6 日となっていて、1 時間戻ります。 11 月 6 日の午前 2 時になったとき、午前 1 時に戻ります。
日本では夏時間とか、サマータイムとか言われていますが、 太陽が出ている時間を有効に使おうとする仕組みで、Daylight Saving Time、 日中を大事にしよう時間です。
夏時間になるときには 1 時間、睡眠時間が減りますが、朝起きても日曜日なので、 平日出勤なら問題ありませんが、お店などは忘れると大変です。 まあ、事前にいろいろなところで言われ続けますから、うっかり忘れることはないとは思いますが。
ハワイは夏時間の仕組みはなく、アリゾナは難しいことになっているようです。 time and date というサイトで詳しく説明されています。
このサイトで主にウォッチしているのはカリフォルニアですので、
そこだけに注目すると、カリフォルニアは
歴史としては Daylight saving time in the United States にあるように、どんなに古く見ても 1916 年から、ちゃんとしたのは 1967 年からのようですから、 50 年とちょっとしかないみたいです。 その後だんたん夏時間が長くなってきて、2015 年からは通年にしようという議論が始まり、 いよいよ実施されるかもしれない段階まで来たようです。 そもそも現在でも、夏時間が 3 月上旬から 11 月上旬までありますので 8 か月ぐらいで、 標準時間は 4 か月ぐらいしかありませんが。
そして近年、明るい時間は活動して、暗くなったら寝るようなワークスタイルじゃなくなってきて、 その時間の調整で健康を害するなどと言われはじめていますので、こういった廃止議論になっているようですね。
これについてどうとか言うのがこのサイトの趣旨ではありませんので、深くは追及しませんが、 日本在住者から見れば、たまたま現地滞在中に切り替わると「面白なぁ」とか、 テレビ番組とかはどうなるのかなぁ、PC の時刻表示や電波時計はどうなるのかなぁ、とか思うぐらいで済みますが、 現地では毎年ですから、きっと大変なのでしょう。
長さの単位に インチ(2.54 センチ)、フィート(12 インチ)、ヤード(3 フィート)、マイル(1760 ヤード = 5280 フィート)、 重さの単位に オンス(約 28 グラム)、ポンド(16 オンス、約 454 グラム)、 温度の単位に華氏(F)、 そしてしょっちゅう「クウォーター」や分数を使うアメリカ、 そういう独自路線が良かったりする感じもしなくもありませんが、面倒なのも間違いありませんから、 今後どうなるのか気になります。
最後に、時間の話に戻って、現在アメリカ本土には 4 つのタイムゾーンがあるようです。 やはり time and date がわかりやすいです。 が、タイムゾーン自体は、 「Time Zones Currently Being Used in United States」の欄を見ると、 かなり大変なことになっています。
かつて、カリフォルニアからアリゾナでのイベントに車で向かったら、 そこに時差があることに気付かず出発してしまったため、 1 時間早いアリゾナのイベント開始に間に合わなかったこととか、ありました。 たとえ Daylight Saving Time が廃止されてもこれは同じなのですが、気を付ける習慣がなかったので、反省です。
なお、日本では逆に夏時間採用の議論がなくもありませんでしたが、 対応に時間がかかるなど 2018 年に断念となったようです。 世界では廃止トレンドですから、無理して導入する必要はないような気がします。
このページに記載されている内容は、
FOX5 San Diego の記事
「Daylight Saving Time: Bill to make time change permanent passes Senate(英語)」
をきっかけ・参考にしています。
ただし、このページに記述した内容は記事を訳したものではなく、また記事が述べている内容でもありません。
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