すでに無償で利用可能な
VS Community 2022 をインストールする
2022 年 5 月、インストール済みの Visual Studio Community 2019 をアンインストールし、最新の VS Community 2022 をインストールしています。
作業に入る前に目的です。
2022 年 4 月から、高校で新しい学習指導要領がスタートし「情報」という教科が誕生しています。 文部科学省が特設ページ 「高等学校情報科に関する特設ページ」 を開設しています。
どうやら IT 関係を広く理解し、一般的な表計算ソフトや画像処理ソフトを使用したりするようですが、
プログラミングとしては、「情報T」では Python が
一般的には(あるいは単純に検索すると)、 python Japan のようなところから、まるごと開発環境をインストールするようですが、個人的には少々不安です。 別にそれ自体がどうとかいうわけではなく、少なくとも既存の開発環境に影響を与えず、 SSD 容量をあまり圧迫しないのなら構わないのです。 新規のエディタには・・・そのうち慣れるでしょう。
Android Studio をインストールする
Android 開発環境である Android Studio は、環境まるごとのインストールでしたが問題ありませんでした。
当サイトをご覧の方は、マイクロソフトの統合開発環境である Visual Studio をインストール済みのケースが多いと思いますので、 これに Python の環境を追加できれば、慣れたエディタで、非常に低いリスクと SSD 使用容量で環境が整うことになるでしょう。
この先では、すでにインストール済みの Visual Studio Community 2022 に、 Python 開発環境を追加でインストールする手順について書いています。
無償で利用可能な Visual Studio Community 2022 をまだインストールしていない場合は、 「VS Community 2022 をインストールする」 に手順を詳細に記録していますが、 Visual Studio の使用経験がないか、 他の言語が必要ない場合は、Python に特化した開発環境を選択するのもアリだと思います。
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投稿 April 17, 2023
Visual Studio Community 2022 を起動します。
以前のプロジェクトを開いたり、新しいプロジェクトを作成する画面が表示されますが、 画面右側に小さくある「コードなしで続行」をクリックすれば、 プロジェクトを作成せずにエディタを開けます。
まずは今使用している
エディタが開かれるとメニューが使えますので、 「ヘルプ」メニューの 「Microsoft Visual Studio のバージョン情報」を開きます。
バージョン 17.5.4 でした。
更新がある場合は、画面右下のベルアイコンで通知されますので、先に更新しておくほうがいいと思います。
機能の追加、あるいは不要になった機能の削除を行いたい場合、 メニューの「ツール」にある 「ツールと機能を取得」を選べば、追加のコンポーネントをインストール(あるいは削除)する画面を開けます。
別ウィンドウで、Visual Studio Installer が起動されます。
自動的にこの「変更中」画面にならない場合は、 「変更」ボタンをクリックします。
Python 開発関連のコンポーネントをインストールしたい場合は、 「ワークロード」タブが開かれている状態で 「Python 開発」にチェックを入れればよさそうです。
チェックを入れると画面右側に表示される「インストールの詳細」を確認します。 「Python 言語サポート」に加え、 オプションの「Live Share」にチェックが入っており、必要容量は 139 MB となっています。
「Python 3 64-bit」、「Python ネイティブ開発ツール」、「Python Web サポート」と、 「Azure Cloud Service コアツール」にはチェックが入っていません。
「Python 3 64-bit」や「Python Web サポート」は インストールしてもいいような名称に思えます。
Python 3 64-bit については、特に指定しない限りは 32 ビットがインストールされる気配ですので、特に必要なさそうです。 あとで必要になっても「個別のコンポーネント」タブの「コンパイラ、ビルドツール、およびランタイム」の中にありますので、 今すぐインストールしなくても大丈夫そうです。 300 MB 以上ありますから、必要になったら、でいいでしょう。
また、この画面ではバージョン 3.9.13 ですが、アップデートがあればここに表示されることになると思いますので、ときどき確認が必要なのかもしれません。
あとで判明したところでは、このチョイスは正しくなく、 初めて Python を使おうとしている場合は、Python 3 64-bit をインストールすべきでした。 手間を減らしたい場合はこれをインストールするようチェックを入れておくほうが簡単です。
同様に、Python Web サポートは「個別のコンポーネント」タブの「開発作業」の中にあります。 サイズは 150 MB ぐらいのようです。
Python ネイティブ開発ツールは、C++ 用の Python コードを書くためのもののようです。
試しにチェックを入れると 2.2 GB ぐらいになりますのでインパクトが大きいですが、 なぜかチェックをはずしても 2.1 GB ぐらいにしかなりませんので、危険です。 いったん手前のウィンドウ(「変更中」)を閉じ、Visual Studio Installer から「変更」をクリックして開きなおせば、 Python のチェックが外れ、やりなおせます。
改めて「Python 開発」にチェックを入れたら、 「ダウンロードしながらインストールする」のまま、「変更」をクリックします。 シールドアイコンがついていますので、管理者権限が必要です。
「開始する前」が表示された場合は、「コードなしで開いた Visual Studio エディタ」を閉じてから「再試行」します。
インストールの完了を待ちます。 サイズが小さいので、比較的すぐに終わると思います。
マイクロソフトの参考リンクのメモです。
「Thank You for Downloading Visual Studio Community Edition」 からのリンクが役立ちそうですが、アクセスするとすぐにダウンロードが開始されてしまいますので、キャンセルの操作に慣れていない場合はアクセスしないほうが安心です。 とはいえ、ダウンロードされる VisualStudioSetup.exe は 4 MB 弱のファイルですので、実行しないで削除すればそれで大丈夫です。
上記リンク先のページの紹介動画リンクの次にある「データ サイエンスと分析のアプリケーション」のステップ バイ ステップ チュートリアルは、 「Visual Studio での Python サポートのインストール」 へのリンクとなっています。 ここには基本的な情報が書かれているようですから、次のセクションで参照します。
続けて「Web アプリケーション」や「デスクトップ アプリ」のステップ バイ ステップ チュートリアルへのリンクがありますが、 必要になってから確認すればいいでしょう。
投稿 April 17, 2023
インストールが完了したら、Visual Studio Installer の「起動」ボタンでエディタを起動できます。 ただ、Visual Studio Installer は自動的には閉じないようですので、手動で閉じます。 そして一番最初と同じように、「コードなしで続行」をクリックして、エディタを開きます。
おそらく一番基本のステップ バイ ステップ チュートリアル
「Visual Studio での Python サポートのインストール」
の手順 3 にあるとおり、エディタ画面で
あれ?
インタープリターがありません、になりました。
インタープリターとは、入力された Python コードを解釈し、実行するプログラムのことです。
どうやら 32 ビットが自動的にインストールされるわけではなく、別途インストールされている必要があるみたいです。
同時に開いた英語のタブ「No Python interpreters found」を開くと、このようになっていました。
ここで別途、英語の公式ページのようなところから 32 ビット版をいれるぐらいなら、 Visual Studio の 64 ビット版を追加するほうが簡単だろうと考えます。
再び「ツール」の「ツールと機能を取得」から、Python 3 64-bit を追加インストールすることにします。
投稿 April 17, 2023
「ツール」メニューの「ツールと機能を取得」を選び、Python 3 64-bit を追加インストールします。 「Python 開発」のチェックをいったん外し、またチェックを入れれば、先ほどのオプションが表示されます。 「Python 3 64-bit」にチェックを入れてインストールします。 318 MB です。
インストールが完了したら、Visual Studio を再起動し、エディタを開きなおします。 今度は Alt + I キーでうまく開けるでしょうか?
うまくいったようです。
「Visual Studio での Python サポートのインストール」 の手順 3 の指示通り「2+2」と入力します。
無事に正しい計算結果が表示されましたが、
次の計算式は、すぐに応答しました。 内部のセットアップに時間がかかっていたのかもしれません。
ここまでで環境設定は完了しましたので、次は 「チュートリアル : Visual Studio での Python の使用」 に進みましょう!
プログラミングはここからが本番です。
Visual Studio がインストールされていない場合、ここから Python をダウンロードできそうです。
「Visual Studio テクノロジ Python アプリケーションの開発」
ノート PC にインストール済みの VS Community 2019 をアンインストールし、新しい VS Community 2022 をインストールする手順について、書いています。
Android アプリを比較的簡単に開発できるようにする開発環境、Android Studio をインストールする手順について、書いています。
まだありません。