カリフォルニアではいつも利用するハーツ レンタカーが、 「Electric cars: Range anxiety and how to beat it」 、つまり、電気自動車の航続距離の不安をどうやって打ち破るか、という記事を書いていました。
まずは EV が、どれぐらいの金額で借りられるのか、調べてみます。
ハーツの日本語予約ページ から、ロサンゼルスで、11 月中旬、1 週間のレンタルだとどうなるか確認しました。
Chevrolet Bolt EUV または同クラス車、 5 人乗りでバッグ 4 つサイズとされていますがウェブサイトの画像を見る限りでは、あまり大きくなさそうです。 レンタル料金は、基本料金が 1 週間で $342 と表示されました。 実際には保険などを追加しますから 1 週間で $500 を少々超えてきます。
ガソリン車と比較すると、荷物スペースがちょっと小さい Medium Sedan で基本料金 $351 となっていますので、ほぼ同等の料金です。 ガソリン車にのみ書かれている「パッケージプラン」を選択して「いろいろ込み料金」にすると 1 週間で $459 と逆転です。 ついでにパッケージプランには「返却時の給油不要制度」も含まれています。 そういえば、電気自動車の場合は返却時に「満タン」にする必要はないのでしょうか?
ハーツの記事に戻ると、充電切れを心配しないでどうやって走行するか、ですね。 ガソリン車なら、まだまだガソリンスタンドはたくさんありますから心配することはありませんが、 日本とは比べ物にならないほどたくさんあるはずのアメリカの充電ステーション、実際はどうなのか、でしょう。
なお、以下、記事の日本語訳や要約ではなく、それを読んでの感想や実際に利用する場合の検討ですので、 記事の内容については、 「Electric cars: Range anxiety and how to beat it」 を直接ご確認ください。
確かに私も電気自動車を試してみたい気持ちはありますが、ガソリン車に比べて電気自動車は航続距離が短そうです。 ガソリンスタンドなら慣れていて、ふたを開けて給油して、まあ日本のクレジットカードが使えないのでその点は支払いが面倒なのですが、迷うことなどはありません。 いまや日本でもセルフの給油は一般的になりましたから。
しかし充電ステーションは使ったことがない、というか、充電操作をしたこともありませんし、 ガソリンなら 3 分ぐらいあれば十分ですけど、電気だと充電に時間がかかるようなイメージです。 もしその場で 30 分も待たなくてはいけないようなら、耐えられません。
ロサンゼルスからサンディエゴまで約 2 時間として、それぐらいの距離でギリギリだと不安です。 サンフランシスコからナパだと往復と現地走行で合計 5 時間ぐらい、 都市部から出ると充電が難しくなるようでしたら、チャージなしで十分走ってもらいたいです。
バッテリーは劣化するものですから、レンタル時点でスペック通りではないと考えるべきでしょうね。 ハーツは比較的新しい車を用意する(ぶん高い)と思いますけど、それでも数字よりは少なめに見積もらないといけないですよね?
もちろん現代は Google Map とかありますから、充電ステーションを検索できればバッテリー残量だけ注意しておけば良いのかもしれませんが。
「What is range anxiety?」 のセクションでは、航続距離について触れられています。 初めて EV をレンタルするときには、どれぐらい走れるのか、1 回の充電でどれぐらいいけるのか、確かに気になります。 計画を立ててコツを知れば心配ない、だそうです。
話は 「How far can electric cars go?」 に続いています。 1990 年代は 60 〜 80 マイル(約 100 〜 130 km)だった航続距離は、 今や平均しても 200 マイル(約 320 km)を超えているようです。 ロサンゼルスの空港からサンディエゴまでで 120 マイルぐらいのようですから、渋滞と寄り道、バッテリーの劣化具合を加味しても、まあ大丈夫そうです。 ロサンゼルスからサンフランシスコだと 400 マイル近くありますから、全然無理ですね。 1 回充電でも難しそうです。
ハーツで借りられる テスラ モデル 3 なら最大 260 マイル、その他の車種でもこれ以上走れるとされています。 260 マイルで約 400 km ですから、そうですね、フリーウェイで 3 時間ぐらいですね。 ウェブサイトには 629 km と書かれていますので、理論的にはもっといけます。 ガソリン車のように、高速で安定走行するほうがバッテリーが減りにくい、とか、そういうことみたいです。
結局、走りっぱなしにはあまり向かないものの、街で乗るには便利と言っているようです。 頻繁に? モーターを停止させることにより、バッテリーの減りを軽減できるようです。
「Charging stations for electric cars」 に進むと、充電は想像より簡単、ということですが・・・。
公式な充電ステーション以外にも、ホテルやショップ、公共駐車場やガソリンスタンドで充電できるらしいです。 日本ではそれほどは見かけませんが、確かに全然見ないというわけではありません。 が、途中で充電できるプランを作成するように書かれている点が、不安感があります。
少なくとも、家庭用電源からの充電は時間がかかりすぎるのでやめたほうがいいらしいです。
「How many EV charging stations are there in the USA?」、 2023 年最初の時点で、全米で 140,000 EV 充電ステーションがあるらしいですが、「全米で」なので、どうなのでしょう? カリフォルニアとか、あるいはテキサスとかフロリダとか、そういうところにはたくさんある、というイメージでいいのでしょうか?
しかし、なんと、ガソリンスタンドは 145,000 ぐらいだそうですから、そうなんですね、そういうレベルの数があるんですね! チャージ機 1 台とかも含んでいるのかもしれませんけど、想像ができないほどの多さなんですね、数は。 ポンプ、または充電機の数で比べられると、あるいは 1 か所当たりのポンプ、または充電機の数で比べられるといいのですが。
ちなみにカリフォルニアには電気自動車の全登録車のうちの 39 % があるのだとか。 北に向かってオレゴン州、ワシントン州まで、 West Coast Electric Highway と呼ばれる整備が行われている、と。 I-5 や Hwy-99 沿いに 25 〜 50 マイルに 1 台は高速充電ステーションが設置されているようです。 少なくとも西海岸にいるならば、そんなに激しく困ることもなさそうですね。
ちなみにハーツの都市部の営業所には充電ステーション併設のところもあるようですから、 むしろ街中の充電ステーションで戸惑うよりは、営業所にいくほうが安心なのかも知れないと思ったりもします。 事前にちゃんと調べないと「ありませんよ」みたいになると困りますし、恥ずかしいですし。
「What’s the quickest way to charge my EV?」 、どうやったら高速充電できるのか、です。
正解は、DC fast charge socket を使う、ということですけど、何でしょうか? あぁ、それでもフル充電とされる 60 〜 80 % まで、1 時間かからない、だそうです。 その間に何をしていればいいのですか?
テスラの場合は Tesla Supercharger で 15 分の充電で 200 マイル走れるようです。 いや、比べれば高速ですけど、それでも 15 分、ガソリンスタンドのポンプの前で 15 分待つという状況は考えられません。 カフェとかコンビニとか、併設ですか?
残念ながら、記事ではそれ以上のことは書かれていません。 実際に、どういうところにあるかを調べてみたいといけないんでしょうね。
ちなみに Tesla Supercharger 、2023 年 6 月時点で全米で 1,782 か所、そのうち 355 か所がカリフォルニアということですが、この先さらに増加予定となっているようです。 しかし例えば San Diego エリア を検索してみると、スーパーチャージャーはほとんどなく、普通チャージ場所が点在しているぐらいです(2023 年 10 月現在)。
スーパーチャージャーは、例えばファッションバレー・ショッピングセンター に 24 台、あるいは 48 台あるようです。 ショッピングセンターにこれぐらいの数があれば、使いやすいかもしれません。 チャージ中に買い物に行って、そのまま何時間も戻ってこない人はいないのでしょうか? チャージが終わっているのにどいてくれない心配もあるのでしょうか?
当然曜日や時間にもよるのでしょうが、たくさんありますし、ストリートビューにある限りは、 かなり利用されてはいるものの、満車にはなっていません。 旅行者なら平日昼に使えるでしょうから、有利でしょうか。
北に行けば、 Mira Mesa の Target には 16 台あるようです。 ちょっと行くには遠いですね。
海沿いなら Carlsbad Premium Outlets に 16 台です。 やっぱりショップに併設だと便利そうではあるんですけど。
「Where can I charge an electric car for free?」、 無料で充電することもできるのでしょうか?
そもそもガソリンより安い充電ですが、無料で「しのぐ」こともできるようです。 基本的には緊急時用みたいですけど、 ChargeHub や PlugShare というサービスを見てみると良いようです。
高速充電にこだわらないなら、(有料を含めて)それなりの数がありそうです。
「How to beat range anxiety」、 航続距離の不安については、まずは 「Use charging apps:」 にて、先ほど紹介されていた ChargeHub や PlugShare アプリを使って近くの充電ステーションを教えてもらう、 ということですけど、それはそうですね、わかります。 Google Map ではあまりわからない、ということでしょうか。
次の 「Read up and prep your travel guide」 では、そもそも、旅行プランを作成するときに充電ステーションもちゃんと調べておけ、 と開き直っていますが、まあ、そりゃそうでしょう、言われなくても調べますけど、調べないで EV 借りて困る・・・ と、もう 2 度と EV を借りないでしょうから、ハーツにとっては重要ですね、この釘さし。
「Take it smooth」 は、フリーウェイについてです。 ガソリン車と同じように、急加速、急減速はバッテリーを消耗させる、ということですね。 そういう知識はあっていいですけど、目新しくはありません。
最後は 「Learn the basics」、 基本を学んでおけ、です。 ハーツの営業所を出発する前に、操作の説明などを受けておくべきだ、ということらしいのですけど、 ゴールドメンバーだと窓口には寄らないですし、車のまわりには誰もいませんので、「わざわざ」何かを聞きにいく、でしょうか。 まあ確かに、充電口の使い方などもわかりませんから(映像で見るイメージでは単に接続して、あとは外れないようにロックする、ぐらいに見えます)、 ちゃんと聞いておかないと不安です。 充電ステーションの充電機が少なくて待ち状態になっていると、待っている人の目が気になる可能性もありますから、スマートの充電操作を進めたいですしね。
ハーツログインで電話番号を追加登録?
2023 年 1 月、久しぶりにハーツの予約サイトにログインしたら、読めないメッセージが表示されました。
この謎メッセージを解いています。
また、登録クレジットカードの更新なども行っています。
ちょっと気になった情報を書き込んでいます。
実際の記憶をもとに、巨大ハンバーガーとパイの Nation's Giant Hamburger、庶民派 Jack in The Box、炭火焼きの Habit Burger Grill、必ず寄りたい Wetzel's Pretzels、そしてピザの Godfather's Pizza をチョイス、下調べしています。
アメリカに到着後すぐに、自由にデータ通信をしたいので、あらかじめ日本で SIM カードを入手しておきました。
単発記事をまとめた一覧ページです。