"00000JAPAN" は「ファイブゼロ ジャパン」と読む、災害時のみ開放される Wi-Fi だということです。
正式な情報としては、 「災害用統一 SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン) について」 に書かれていますが、ちょっと難しめな感じがします。 もしかするとこれは、協力者に向けた説明ページなのかもしれません。
というのも、どうやら "00000JAPAN" は特定の事業者が提供するサービスではなく、 それに協力する事業者等が提供するものであるようです。 ですので、ある意味、慈善事業ということなのでしょう。
利用する側からみると、 総務省 の 「00000JAPAN 等により無料開放された無線 LAN の利用について(注意喚起)」 にシンプルに要点だけ書かれていますから、わかりやすいとも言えます。 実際には注意喚起のページですが、どういうものなのかは、はっきりわかります。
ウィキペディアの 「00000JAPAN」 も見ておくと、もう少し詳しいことがわかります。
注意点として、「利用方法」などにある通り、 「00000JAPAN」を選択して接続するだけですが、「偽のアクセスポイント」には気を付ける必要がありそうです。
災害が起きていないのに "00000JAPAN" が見えている場合は、 「無料で接続できるから得した」と思うと、通信状況を盗み見られるかもしれません。 協力事業者は事前チェックているようですが、個人用無線 LAN 装置などで SSID 名を設定できるなら、事前チェックなしで開設できそうです。 また、この記事を書いている途中でも打ち間違えますが、 「ファイブゼロ」ではない "0000JAPAN" のような紛らわしい SSID 名も考えられます。 この 4 ゼロの場合は「ファイブゼロ」と並べば下に表示されるでしょうが、 6 ゼロ "000000JAPAN" だと本当の「ファイブゼロ」より上にくると思いますから、気を付ける必要があります。
「偽のアクセスポイントに意図せず接続してしまうことを避けるため、00000JAPAN への自動接続をオフにすることも推奨されている」 ということですから、災害時で困ったときのみ利用「させていただく」ということになります。
普段は 「無料の d Wi-Fi をセットアップ」 のように無料 Wi-Fi の予備がありますから、パスワードなしの接続よりは安心です。 結局 docomo d WiFi も 00000JAPAN に参加しているようですので、慣れておくといいのかも知れません。
なお、新幹線など独自の Wi-Fi が提供されている環境でも、d Wi-Fi に優先してつなごうとしたりしますので、 「自動接続をオフ」にできるならそうするか、面倒でも利用する Wi-Fi を切り替えるか、操作が必要です。 体感としては、新幹線の Wi-Fi のほうが、d Wi-Fi で接続するより速度が速いように感じました。
NTT-BP のコラム 「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)ってなに? 〜災害時の公衆無線 LAN サービス」 では手順を追って、わかりやすく書かれています。 最後に書かれているように、"00000JAPAN" を利用「させていただいている」ときには、 オンラインゲームや動画の閲覧などは控えましょう。
@nifty IT 小ネタ帳の 「災害時の無料 Wi-Fi「00000JAPAN」とは? 使い方&注意点を解説」 も読みやすいです。
要は災害発生時に、モバイル通信ができないかつながりにくい場合にヘルプしてもらう手段ですので、普段は関係ありません。 ただ、実際に災害が発生しモバイル通信がつながらない場合は、"00000JAPAN" に関する説明ページや操作ページも閲覧できないでしょうから、 そういうときのための工夫が必要です。
とりあえずは自分用に、スマホで
災害用統一 SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)
日本における大規模災害時に、情報収集や安否確認などを支援するために無料で提供される公衆無線 LAN(Wi-Fi)アクセスポイントの SSID。
通信が暗号化されていない、偽のアクセスポイントに注意が必要。
キャリア 3 社の Wi-Fi スポット(d Wi-Fi、au Wi-Fi SPOT、ソフトバンク Wi-Fi スポット)のステッカーがあると安心。
"00000JAPAN" でオンラインゲームや動画の閲覧などは控えること。
通信が回復したら、00000JAPAN への自動接続をオフにすることも推奨されている。
上の QR コードは、このページの URL です。
ドコモユーザーでなくても、セットアップを済ませれば、ファミマなどで無料 Wi-Fi を利用できます。
アメリカに到着後すぐに、自由にデータ通信をしたいので、あらかじめ日本で SIM カードを入手しておきました。
短期間の旅行であれば、アメリカで使えるレンタル Wifi でデータ通信を行うのが簡単です。
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