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作成 September 14, 2020
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Web 開発
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ここでは、sellers.json による販売者情報の公開と設定について、書いています。

2020 年 9 月 12 日頃、 Google AdSense ( Google が提供する広告配信サービス ) のホーム画面に、sellers.json ファイルによる販売者情報公開のおすすめメッセージが表示されました。

sellers.json ファイルに販売者情報を公開することをおすすめします。

まず、拡張子 json のファイルですが、ある決められたフォーマットのテキストファイルであり、「ジェイソン」と読むようです。 JavaScript Object Notation の略で、「データ記述言語」の1つだそうです。

何を設定すればいいのでしょうか? 設定すると、良いことがあるのでしょうか? そして現在は、公開設定になっているのでしょうか?

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▼ セクション一覧

ヘルプを参照する
sellers.json 設定を確認する
非機密に設定するとどうなるのか(想像)


ヘルプを参照する

投稿 September 14, 2020

まずは、メッセージの「ヘルプ」をクリックして、 どういう話なのかを確認しておきます。 開かれるページは、 「sellers.json で販売者情報を提供する」です。 タイトルも本文も日本語です。

このヘルプのページ自体は、「広告枠の管理」の下の階層にあります。

広告エコシステムの透明性を高め、不正行為を防止するための IAB Tech Lab 標準」だそうですから、 本来であれば、公開すべき情報を保持するような印象を受けます。

公開すると、広告主は、「信頼できる方法で個人名または会社名を確認し、 検証することができるようになるようです。 Google としては、「収益に影響する可能性」があるため、 「情報を透明化することをおすすめ」している、ということです。 強いおすすめ感を受けますが、企業サイトでない場合は、なんだか抵抗感があるような気がします。

Google sellers.json に書き込まれる情報は、以下の通りだそうです。

seller_id は、サイト運営者コードで、 AdSense のホームから「アカウント」の 「アカウント情報」で表示される、pub- で始まる文字列です。 これは HTML にも含まれるものですので、公開すること自体は、問題なさそうです。

is_confidential は、機密にするかどうかの設定のようです。 true にすると、name と domain は、sellers.json ファイルに「リストされません」。 よくわからない日本語ですが、フィールド自体がなくていいのか、それとも書き込むけど公開されないのかは、 追ってわかることでしょう、と思っておきます。

seller_type は、サイト所有者であれば PUBLISHER と、 そうでなければ INTERMEDIARY と書き込むようです。 「インターミディアリー」とは、仲介人・代理人を意味する英語です。

そして、name です。 販売者名そのものであり、個人アカウントの場合、 AdSense ホームから、「お支払い」を選び、 「設定」カードにある「設定を管理する」を選ぶと見える、 「名前と住所」にある名前情報そのものとなるようです。 注釈として「名前を変更すると、自動支払いに 2 週間の遅延が発生します。」 とありますが、これは自由に書き換えるわけにはいかないのではないでしょうか? 私の場合はローマ字になっていますが、いったいどう変更して構わないのでしょうか??

最後は domain で、 基本的にはメインとなるドメインを指定すればいいようです。 AdSense に1ドメインしか登録していなければそれを、 複数あれば、自分のビジネスをアピールしているものを指定すればいいようです。

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sellers.json 設定を確認する

投稿 September 14, 2020

ヘルプには、続きで設定方法が書かれていますが、様子がわからないので、 ホーム画面のメッセージに戻り、「操作」を選んで、 設定を見てみます。

クリックすると、「アカウント情報」のページに移動しました。

ここには、サイト運営者 ID、お客様 ID といったアカウント情報のほか、 収益配分率なども書いてありました。 見たことがあるページのはずですが、見たことがない気がします。

販売者情報の公開設定

その下に、「販売者情報の公開設定」がありました。 「機密」が選ばれた状態になっていましたので、 少なくとも今は、namedomain は、 非公開になっているということです。 なお、domain については空欄となっていて、自動的に設定されるわけではないようです。

最後に「アカウントのステータス」とあり、「オープン」と書かれていますが、選択はできません。 その右下には「アカウントを閉鎖」というリンクがありますので、 AdSense を利用するには、オープンである必要があるようです。

それ以外の設定はないようですから、sellers.json ファイル自体を公開しない、 という選択はできないようです。 もしできるとすれば、それはもう広告は配信されない、ということになるかと思われます。

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非機密に設定するとどうなるのか(想像)

投稿 September 14, 2020

ヘルプに戻ると、 「販売者情報を透明化する方法」の、例と書かれた枠内に、 「広告主には次の情報が表示されます」 という文言が見えます。

"sellerId": "pub-1234567890123456",
"sellerType": "PUBLISHER",
"name": "Example Company Inc."

これは domain を設定していない例なのかもしれませんが、このように見えるらしいです。 機密設定の場合は、name 情報が見えないのでしょう。

最大の問題は、この情報は誰まで見られるのか、です。

想像では、誰でもは見られなく、Google に広告を出せる契約をしたあとに見られる、と想像します。

が、どこかに「seller.json があるドメイン」のような文字が見えたので、一応探ってみます。 ftp で見られる範囲に勝手に作成されていることはありませんでした。 Google が管理する情報のどこかにあるのでしょうか。 それとも、AdSense 専用情報としてあるのでしょうか?

AdSense 専用であれば、それは Amazon アソシエイトなどでは見えない、ということになります。 Amazon の場合は広告入札方式ではない(と思う)ので、関係ありませんが。

私は「機密」のままにします。 いったん「非機密」にして試したい気もありますが、面倒なことになると嫌なので、このままです。

最後にメモです。 どうやらこの sellers.json は、ads.txt や、モバイル用の app-ads.txt の進化版のようです。 ads.txt については、かつて「AdSense 用 ads.txt を設置する」に書いていますので、 もし気になるようでしたら、ご覧ください。 ただ、ads.txt ファイルは自分で設置していますが、sellers.json は・・・見つかりません。

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